上砂川町地球温暖化対策実行計画

更新日:2023年12月14日

上砂川町地球温暖化対策実行計画を策定しました。

上砂川町においては、2023(令和5)年3月に「上砂川町ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、脱炭素社会の実現に向け、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指して、主体的に取り組んでいくこととしました。

近年の国際的な動向や国内の動向、上砂川町ゼロカーボンシティ宣言を踏まえ、これまで以上に地球温暖化対策を講じていく必要があります。

その際、住民や地域の事業者とも連携の上、本町が抱える課題への対応と一体となって、地球温暖化対策に取り組んでいくこととします。

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事務事業編

上砂川町(以下「本町」といいます。)では、環境保全のための取組を町自ら率先して実行するために、2006(平成18)年度に「上砂川町地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を策定しました。以降、2017(平成29)年度、2019(令和元)年度に計画の見直しを行い、本町の事務及び事業における温室効果ガスの削減に努めてきました。

また、2023(令和5)年3月に「上砂川町ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、脱炭素社会の実現に向け、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指して、主体的に取り組んでいくことこととしました。

本計画は、法第21条第1項に基づき、本町の事務及び事業に関し、省エネルギー・省資源、廃棄物の減量化などの取組を推進し、温室効果ガスの排出量を削減することを目的として策定するものです。

本計画においても、国や道の目標と同様に基準年度を2013(平成25)年度とし、2050年カーボンニュートラルを見据えながら、目標年度を2030(令和12)年度と設定します。

計画期間は、2024(令和6)年度から2030(令和12)年度までの7年と定め、必要に応じて中間年となる2026(令和8)年度に見直しを行います。

区域施策編

本計画は2013(平成25)年度を基準年度とし、2050年カーボンニュートラルに向け、2030(令和12)年度を目標年度と設定します。

計画期間は、2024(令和6)年度から2030(令和12)年度までの7年と定め、必要に応じて中間年となる2026(令和8)年度に見直しを行います。

本計画の対象地域は、上砂川町全域とします。

カーボンニュートラルの実現を目指す2050年を長期目標年とし、温室効果ガスの排出削減の経路を明らかにして具体的な取組を進める目標年度は2030(令和12)年度とします。

本計画で定める計画全体の総量削減目標は、地球温暖化対策計画を踏まえ、2030(令和12)年度において、基準年度(2013(平成25)年度)の48%削減することとし、温室効果ガス排出量11,105t-CO2/年を目標と設定します。

GX実現に向けた基本方針

2022年2月のロシアによるウクライナ侵略以降、エネルギー安定供給の確保が世界的に大きな課題となる中、GX(グリーントランスフォーメーション)を通じて脱炭素、エネルギー安定供給、経済成長の3つを同時に実現するべく、GX実行会議や各省における審議会等での議論を踏まえ、2022年末に「GX実現に向けた基本方針」を取りまとめました。

<概要>

気候変動問題への対応に加え、ロシア連邦によるウクライナ侵略を受け、国民生活及び経済活動の基盤となるエネルギー安定供給を確保するとともに、経済成長を同時に実現するため、主に以下二点の取組を進めます。

1.エネルギー安定供給の確保に向け、徹底した省エネに加え、再エネや原子力などのエネルギー自給率の向上に資する脱炭素電源への転換などGXに向けた脱炭素の取組を進めること。

2.GXの実現に向け、「GX経済移行債」等を活用した大胆な先行投資支援、カーボンプライシングによるGX投資先行インセンティブ、新たな金融手法の活用などを含む「成長志向型カーボンプライシング構想」の実現・実行を行うこと。

GXとは?

GXとはグリーントランスフォーメーションの略。簡単に言うと、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことです。

現在、人間が生きるため、豊かな生活を送るためのさまざまな活動のエネルギー源は、石油や石炭などの化石燃料が中心です。化石燃料は、消費するときに、二酸化炭素をたくさん排出しますが、地球温暖化の最大の原因となっているのが、この二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスです。

化石燃料に頼らず、太陽光や水素など自然環境に負荷の少ないエネルギーの活用を進めることで二酸化炭素の排出量を減らそう、また、そうした活動を経済成長の機会にするために世の中全体を変革していこうという取り組みのことを「GX」と言っています。

GXはなぜ必要?

現在、世界中の国、企業、市民が地球温暖化を引き起こしている温室効果ガスの削減に取り組んでいます。日本は国として、2050年にカーボンニュートラルを実現することを国際的に約束しています。カーボンニュートラルとは、「温室効果ガスの排出量と吸収量を同じにする」という意味です。

この約束を実現するには、社会の仕組みそのものを変えることが必要です。また、そのための活動を経済成長の機会と捉え、産業競争力を高めることが必要です。そのために必要な取り組みが「経済社会システム全体の変革」である「GX」なのです。

この記事に関するお問い合わせ先

建設課 脱炭素推進担当係
電話番号:0125-62-2221
〒073-0292
北海道空知郡上砂川町字上砂川町40番地10